100分de名著

    折口信夫“古代研究” (4)「生活の古典」としての民俗学

    戦後の学問は、分野ごとに明確に線引きされ論理と実証のみによって事象を解き明かすことが主流になっていた。しかし折口信夫は、そのような細分化した学問に疑問をもつ。 細分化した近代的学問では人間の心性を探ることはできないと真っ向から批判する折口。文献のみに頼る研究だけではなく、身近な年中行事や祭礼を掘り下げ古代人の心を肌で実感し思考することの大切さを訴えた。その背景には、私たちの心が深いところで古代人と繋がっているという「実感」こそが、私たちの心を豊かにしてくれるという信念があった。第四回は、私たちの生活にしみとおった文化の基層としての「民俗」に迫っていく。(初回放送日 )

    過去回はNHKオンデマンドで配信しています

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